小学5年生の時に、友達と将棋をさすことになりました。 お互いにルールもよく分からないままに始めて、そして負けました。 とても悔しかったことを覚えています。
それから、どうしたら友達に将棋で勝てるかを考え始めました。 「将棋の本が欲しい」 と母に頼むと、 「漫画じゃないなら全然OK」 とすぐに買ってもらえました。
その本を読んで勉強していると、 あまりの熱心さに母親から将棋教室に通うことをすすめられました。 そして、素人のままに将棋教室に入ることになりました。 教室の先生に 「ここまで素人の子が来るのも珍しい」 と言われながらも教えてもらうとすぐに上達しました。 守りの基本である“囲い” (王将が取られないように他の駒で囲むこと) を教えてもらうと、 学校の友達には負けなくなりました。 そして、学校の友達では相手にならなくなって退屈した私は、 近所の公園で毎日将棋を打っている高齢者の集団に混じるようになりました。 将棋を打っている様子をじーっと見ていたら声をかけられて、 そしていつの間にか何時間も一緒に将棋を打っていました。 HSS型HSPの好奇心旺盛さがこういう時に役立ちます。 おじいちゃん達はとても強く、なかなか勝つことができません。 でも、向こうも面白がって、いろいろと戦法を教えてくれました。
そして、その時によく言われた一言が、
「君はピンチになるまでは何も考えずに打って、 ピンチになった時に初めて考える。 将棋はピンチになる前から予測することが大切だよ。」
将棋は人の心や性格を映す鏡のようなところがあります。 攻めが好きか守備が好きか、慎重か大胆か、豪快か緻密かなど 性格の本質が見えます。 当時は気づかなかったですが、 私の衝動的で注意散漫な性格は、 そのおじいちゃん達にはバレていたのだろうなあと思います。

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