私は何でもすぐにやりたがる癖があるのに、 すぐに飽きてしまう節があります。
小学校1年生の時に、 兄がやっていた少年野球の練習を見て、 「自分もやりたい」 と話しました。 そして、1年生の春から野球をすることになりました。 親は反対しましたが、鍵っ子ということもあり、 家に1人置いておくよりも少年野球に行っててくれたほうが 安心ということで入部の許可が出ました。
しかし、その年の夏には、野球の情熱が冷めてしまいました。 「練習行きたくない」 と駄々をこねる私に、 「自分でやるって言ったからには最後まで続けろ」 と言ったのは、野球が好きな父でした。 それからは、何度となく辞めたいと思いながらも、 父が怖くて辞めたいと言えないまま時が過ぎました。 時折、「辞めたい」と思っている私の気持ちを察してか、 「途中で辞めるとか言うなよ」 とよく釘を刺されていました。
小学1年生から始めたこともあり、 チームでは高学年になると主力になっていきました。 6年生の最後の大会で負けて、 悔しさもあまりなかったのですが、 「最後に負けたら泣かないといけない」 という妙な責任感に襲われ、なぜか泣き始めました。
そして、しばらくしてからケロッとした表情で チームメイトと遊んでいると、 家に帰ってから父親に怒られました。 「泣くくらい悲しかったのにすぐに笑顔になるのはおかしい。 悲しいなら小学校で野球を辞めることは許さん。中学校でも続けろ」
小学校で野球を辞めて中学校からは違う競技、 出来れば文化部に入りたかった私の想いは、 父に逆らえないまま、叶いませんでした。 そして、高校の途中まで野球を続けることになるのです。

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